《五月十五日》キューリではなくてキュリーと正される一年まえも一年のちも

二回目の結婚記念日。
この日は三輪明宏と美川憲一の誕生日でもある。他にもキュリー夫人の夫のピエール・キュリー、西東三鬼、市川房枝、瀬戸内寂聴、伊丹十三、江夏豊、辰吉丈一郎、藤原竜也といった個性的な人が多く生まれている。三輪さんと美川さんの誕生日と同じ日だから結婚を届け出たわけではなくて、大安だったし、暑くなる前が良いだろうということで、この日になった。
今のところ私の代表歌にしている〈多摩川を越えて春蝶とべる日の戸籍係に列できており〉は届け出の日に詠んだのではなく、ひと月前に手続きのもろもろを聞きに行ったときの作。「心の花」の東京歌会に出したところ、なかなか評判が良くて、高山邦男さんが「祝儀がわりに」と言って票を入れてくれた。

著者略歴

藤島 秀憲(ふじしま ひでのり)

歌人、「心の花」編集委員

1960年、埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。「日本語の変容と短歌――オノマトペからの一考察」により現代短歌評論賞。第1歌集『二丁目通信』により現代歌人協会賞、ながらみ書房出版賞。第2歌集『すずめ』により芸術選奨文部科学大臣新人賞、寺山修司短歌賞。現在「歌壇」「うた新聞」「現代短歌新聞」にエッセイを連載。現代歌人協会会員、NHK学園短歌講座専任講師。

 

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バックナンバー

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  • 5月15日:キューリではなくてキュリーと正される一年まえも一年のちも
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