《七月十五日》二年後に死ぬこと知らず三歳のみっちゃんは泣くカメラの前に

海の日だから混むだろうと思いつつ、藤沢の講座の後に江ノ島へ海を見に行く。案の定大混雑しているが、泳ぐわけではないのでまったく影響なし。
海の家で生ビールさえ飲めれば満足だ。
海がない埼玉県に住んでいたせいもあるのだが、父も母も泳がない人だったので海で泳いだことがない。親戚の叔父さんが一度だけ連れて行ってくれたことがあるが、泣き出してしまい海に入ろうとしなかった。でも、スイカ割りは喜んだようで、目隠しをして棒を振りかざした写真が一枚残っていた。

著者略歴

藤島 秀憲(ふじしま ひでのり)

歌人、「心の花」編集委員

1960年、埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。「日本語の変容と短歌――オノマトペからの一考察」により現代短歌評論賞。第1歌集『二丁目通信』により現代歌人協会賞、ながらみ書房出版賞。第2歌集『すずめ』により芸術選奨文部科学大臣新人賞、寺山修司短歌賞。現在「歌壇」「うた新聞」「現代短歌新聞」にエッセイを連載。現代歌人協会会員、NHK学園短歌講座専任講師。

 

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