《十二月四日》街の灯をうかべ流るる丸子川、橋くぐるとき街の灯の消ゆ

桶川の「さいたま文学館」へ。みなづき短歌会の歌会と忘年会。会が発足して四度目の忘年会になる。代表の宮崎さん、詠草の須田さん、会計の金子さんの心配りのある運営があって、来年はいよいよ五周年。まだまだ若い会だけど、講師役の私が休んでも歌会が出来るところまで成長したことが嬉しい。
忘年会の会場は庄屋。昼食も庄屋で日替わりランチを食べるので、一日に二度行く。お酒が好きな人が多く、しこたま飲む。飲めない人には申し訳ないくらい飲む。明日は出勤だけど、飲む。私は二日酔いしない人。限界まで飲んでも、翌朝六時には起きている。

著者略歴

藤島 秀憲(ふじしま ひでのり)

歌人、「心の花」編集委員

1960年、埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。「日本語の変容と短歌――オノマトペからの一考察」により現代短歌評論賞。第1歌集『二丁目通信』により現代歌人協会賞、ながらみ書房出版賞。第2歌集『すずめ』により芸術選奨文部科学大臣新人賞、寺山修司短歌賞。現在「歌壇」「うた新聞」「現代短歌新聞」にエッセイを連載。現代歌人協会会員、NHK学園短歌講座専任講師。

 

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バックナンバー

  • 12月8日:電車にも雨樋あるを今朝知りぬ五分遅れの下り待ちつつ
  • 12月7日:ついてきた影にとつぜん追い越さる街灯白き四谷の坂に
  • 12月6日:追われてる猫をかくまう空間が我が本棚になきぞ悲しき
  • 12月5日:硝子窓の向うに雨は降りながらわたしに「今日は雨」と書かせる
  • 12月4日:街の灯をうかべ流るる丸子川、橋くぐるとき街の灯の消ゆ
  • 12月3日:冬の日の電車に揺れる未消化の牛蒡てんぷら蕎麦と第五句
  • 12月2日:置時計の狂い直せりわが留守を青き電波が部屋に入り来て
  • 12月1日:右バッターボックスの深き水たまり 咳き込みにつつ遠く見ている

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