《四月八日》内陣に椿奢りぬ花御堂

とりどりの椿で荘厳された美しい花御堂に詣でる。

●季語=花御堂
[ないじんにつばきおごりぬはなみどう]

著者略歴

大石悦子(おおいし・えつこ)

昭和13年京都府舞鶴市生まれ。昭和29年作句を始める。「鶴」入会。石田波郷、石塚友二、星野麥丘人に師事。昭和55年鶴俳句賞受賞。昭和59年第30回角川俳句賞受賞。平成30年第10回桂信子賞受賞。
現在、俳協会顧問。日本現代詩歌文学館評議員。 日文藝家協会会員。「鶴」「紫微」同人。

句集に『群萌』(第10回俳人協会新人賞)『聞香』『百花』『耶々』(第5回俳句四季大賞・第1回詩歌句俳句大賞)『有情』(第53回俳人協会賞)『自註現代俳句シリーズ・大石悦子集』『季語別大石悦子句集』『百囀』。 著書に『師資相承─石田波郷と石塚友二─』など。

 

 

 

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バックナンバー

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  • 4月16日:蝶の吻水噴く巖にさはりをる
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  • 4月13日:命日の椿は真白しかも八重
  • 4月12日:鶏小屋に鶏が五六羽草朧
  • 4月11日:囀やしつかり結ぶ靴の紐
  • 4月10日:天道花立つ方へ径選びけり
  • 4月9日:芳しや山祇の依る天道花
  • 4月8日:内陣に椿奢りぬ花御堂
  • 4月7日:花いかだ湖の入江を塞ぎけり
  • 4月6日:喝采もなく着きにけり花見舟
  • 4月5日:船端を叩けば応へ大桜
  • 4月4日:舟人に峯の桜の飛んできし
  • 4月3日:蕗のぢい蕗のしうとめ吾はなに
  • 4月2日:耳持つて運ぶ兎やイースター
  • 4月1日:母の忌に始まる四月来りけり

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