《三月二十一日》春灯や船旅の夜を寝惜しみて

朝、新宮に入港。瀞峡めぐりと熊野本宮大社吟行。

著者略歴

西村 和子(にしむら・かずこ)

昭和23年 横浜生まれ。
昭和41年 「慶大俳句」に入会、清崎敏郎に師事。
昭和45年 慶応義塾大学文学部国文科卒業。
平成8年 行方克巳と「知音」創刊、代表。
句集『夏帽子』(俳人協会新人賞)『窓』『かりそめならず』『心音』(俳人協会賞)『鎮魂』『椅子ひとつ』(小野市詩歌文学賞・俳句四季大賞)。
著作『虚子の京都』(俳人協会評論賞)『添削で俳句入門』『季語で読む源氏物語』『季語で読む枕草子』『季語で読む徒然草』『俳句のすすめ 若き母たちへ』『気がつけば俳句』『NHK俳句 子どもを詠う』『自句自解ベスト100西村和子』ほか。
毎日俳壇選者。
俳人協会理事。
NHKラジオ「文芸選評」選者。

 

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バックナンバー

  • 3月26日:春愁や船酔は船下りてより
  • 3月25日:春宵の煌めきいよよカジノの灯
  • 3月24日:料峭の朱唇ほのかや磨崖仏
  • 3月23日:指さして土佐の孤高の初桜
  • 3月22日:彼岸西風(ひがんにし)終日船を彷徨はせ
  • 3月21日:春灯や船旅の夜を寝惜しみて
  • 3月20日:春分の潮もかなひぬ出航す
  • 3月19日:台本にアルファベットや柳の芽
  • 3月18日:亀鳴くや京都七口(ななくち)そのひとつ
  • 3月17日:東山屏風と開き彼岸寺
  • 3月16日:涅槃図の裾に泪のかはくまで
  • 3月15日:ポプコーン膝にこぼして春休み
  • 3月14日:酒星はいづこ霞目またたきて
  • 3月13日:花巡り船旅の荷の嵩むとも
  • 3月12日:あくをもて我があく抜かむ蕗の薹
  • 3月11日:スイトピー亡き人に来る誕生日
  • 3月10日:囀に目覚めしばらく目つむりて
  • 3月9日:犬ふぐり大ぶり土手の盛り上り
  • 3月8日:光増しつつ白木蓮(はくれん)の花仕度
  • 3月7日:我が歩幅守らむ梅を観る時も
  • 3月6日:初音なつかし山の名に覚えあり
  • 3月5日:啓蟄や歩めば熱(ほて)る足の裏
  • 3月4日:永き日やをみなに寧(やす)き世といへど
  • 3月3日:桃活けて朝に日(け)に夜も咲き増ゆる
  • 3月2日:菜の花や多摩川濁ることなかれ
  • 3月1日:青麦や子もその子らも男の子

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