冬の虹2017.4.14

 

花輪とし哉句集『冬の虹』(ふゆのにじ)

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

四六判フランス装。156頁
 
著者の花輪とし哉(はなわ・としや)さんは、昭和6年(1931)東京生まれ、東京・千代田区在住、ことし86歳を迎えられる。昭和63年(1988)「萬緑」に入会、成田千空に師事、平成6年(1994)「萬緑新人賞」受賞、平成7年(1995)萬緑同人、平成14年(2002)に萬緑賞を受賞されている。本句集は第1句集『モーゼの角』に次ぐ第2句集となる。「萬緑」同人であられるが、「ところで、結社誌『萬緑』は、このたび終刊となる。「萬緑人」にとっては、大きなショックである。会員の多くは新結社「森の座」に移ったが、私は「萬緑人」としてとどまり、消えていく覚悟である。本書は「萬緑」時代の足跡であり、なつかしいものがある。」とあとがきに書かれている。
集名の「冬の虹」は、「八十路越えなほ生きてみむ冬の虹」に拠る。
 
 
本句集の装釘は、君嶋真理子さん。
 
「虹」はなかなか難しいのだが。。。
 
 
花輪とし哉句集『冬の虹』

すっきりとしたデザインとなった。

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

見返し。

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

扉。

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

花布は、花輪さんのご希望で赤。

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

 

花輪とし哉句集『冬の虹』

シンプルで男性的なフランス装の句集となった。

 

(ふらんす堂「編集日記」2017/3/31より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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