手鑑2018.5.17

 

なかでみちこ句集『手鑑』

 

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46判ハードカバー装。 230頁。

 

 

著者のなかでみちこさんは、昭和8年(1933)石川県生まれ、東京都世田谷区在住。昭和58年(1983)に俳誌「鶴」に入会し、平成元年(1989)「鶴」同人、石塚友二、星野麦丘人、鈴木しげをに師事。本句集は昭和58年(1983)から平成29年(2017)までの34年間の作品を収録した第1句集である。序文を鈴木しげを主宰が寄せている。

 

本句集の装丁は、君嶋真理子さん。

 

ご本人のご希望は、どちらかというとやや古風に、そして紫を基調としてということであった。

 

 

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赤紫をベースにした明るめの華やかなな一冊である。

 

 

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用紙は和紙風のもの。

 

 

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タイトルは金箔押し。

 

 

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クロスも落ち着いた赤紫。

 

 

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見返しは淡い紫に白の斑が飛んだもの。

 

 

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扉。

 

 

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花布は金色、栞紐は白。

 

 

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帯の紫がなんとも深い色である。

 

 

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華やぎと格調のある一冊となった。

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2018/5/15より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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