《七月十三日》朴の花高みに咲いてさりげなし

明日の本部句会への準備。これらの仕事に、三十年間たずさわっている。

改めて支部長の担当している支部の仕事をも思わずにはいられない。同時にさりげなくてつだっている人を私は深い気持で見守っている。で、その人の俳句は深い味わいをたたえている。

●季語=朴の花

著者略歴

大牧 広(おおまき・ひろし)

1931年東京生。40代より作句を始める。「沖」入会、「沖」新人賞、「沖」賞受賞、第64回現代俳句協会賞受賞 第30回詩歌文学館賞受賞、第4回与謝蕪村賞受賞、第3回俳句四季特別賞受賞、第15回山本健吉賞受賞。句集『父寂び』『某日』『午後』『昭和一桁』『風の突堤』『冬の駅』『大森海岸』『正眼』『地平』(角川書店)。他に、『季語別大牧広句集』(ふらんす堂)『シリーズ自句自解Ⅱベスト100大牧広』(ふらんす堂)等。

現代俳句協会会員、日本ペンクラブ会員、国際俳句交流協会会員、日本文藝家協会会員。

 

 

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バックナンバー

  • 7月18日:終点に気づかずにゐて巴里祭
  • 7月17日:高階に音なくひらく花火見ゆ
  • 7月16日:ごめ鳴くや海は思考を深くせり
  • 7月15日:エスカレーター夏をいよいよ深くせり
  • 7月14日:しづかなる老後欲しかり川蜻蛉
  • 7月13日:朴の花高みに咲いてさりげなし
  • 7月12日:冷麦や疲れは思考奪ひたり
  • 7月11日:どの人も吾追ひ抜いて春草忌
  • 7月10日:いきいきとせし夕焼を知りにけり
  • 7月9日:暑き夜やつくづく祖先思ひたる
  • 7月8日:夏の夜の水の匂ひの街なりし
  • 7月7日:考へてゐるごと七夕竹の撓り
  • 7月6日:夏木立きらきらと陽をこぼしけり
  • 7月5日:地の果てよりの螢火と思ひけり
  • 7月4日:駅の灯にほつと息つく祭前
  • 7月3日:戦中やサイダーてふは夢の品
  • 7月2日:さう言へばのこと増えて日雷
  • 7月1日:口惜しがる気持大切冷し酒

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