《八月十一日》日盛りや金子兜太も来し会へ

原発忌俳句大会。北区の「北とぴあ」で。

安西篤氏の講演。毎年の暑さと、この大会のことは胸中に刻まれている。

「ペンを捨て町へ出よう」自分を励ますためにひとり呟く。「王子」には昔の東京が残っている。

●季語=日盛り

著者略歴

大牧 広(おおまき・ひろし)

1931年東京生。40代より作句を始める。「沖」入会、「沖」新人賞、「沖」賞受賞、第64回現代俳句協会賞受賞 第30回詩歌文学館賞受賞、第4回与謝蕪村賞受賞、第3回俳句四季特別賞受賞、第15回山本健吉賞受賞。句集『父寂び』『某日』『午後』『昭和一桁』『風の突堤』『冬の駅』『大森海岸』『正眼』『地平』(角川書店)。他に、『季語別大牧広句集』(ふらんす堂)『シリーズ自句自解Ⅱベスト100大牧広』(ふらんす堂)等。

現代俳句協会会員、日本ペンクラブ会員、国際俳句交流協会会員、日本文藝家協会会員。

 

 

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バックナンバー

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  • 8月15日:行人を暮色がつつむ終戦日
  • 8月14日:サーチライトはるか遠くに夜の秋
  • 8月13日:敗戦日近づく雲の白き照り
  • 8月12日:肉食を増やす残暑に向ふため
  • 8月11日:日盛りや金子兜太も来し会へ
  • 8月10日:残暑てふひとの心を蝕みし
  • 8月9日:夜の秋のはるか遠くに港の灯
  • 8月8日:夏雲や視線おのずと遠くなる
  • 8月7日:赤のまますこしの風に揺れてゐる
  • 8月6日:梅酒とろりと今日の日の暮れて
  • 8月5日:八月のテレビは映す原爆禍
  • 8月4日:どことなく初秋の気配遠い丘
  • 8月3日:遠い遠い夏の星座でありにけり
  • 8月2日:酸素ゆたかに八月の朝の森
  • 8月1日:日盛りやバスは律儀に止る走る

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