《九月五日》思ふより太きストロー秋の蝶

ストローがついた飲料水を注文することは、ほぼなくなった。それでも出てきた飲み物にストローがついていることがある。ある時、出てきたのが予想外の太さのストロー。何故と考えるのが面倒だったので、それは使わずに済ませた。太いとすぐに容器が空になる。手持無沙汰が待っている。

●季語=秋の蝶(秋)

著者略歴

山口昭男(やまぐち・あきお)

1955年兵庫県生まれ。波多野爽波、田中裕明に師事。 「秋草」主宰。句集に『書信』『讀本』『木簡』(第69回読売文学賞) 『礫』、著書に『言葉の力を鍛える俳句の授業―ワンランク上の俳句を目指して』『シリーズ自句自解Ⅱ ベスト100 山口昭男』『波多野爽波の百句』がある。日本文藝家協会会員

 

 

 

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バックナンバー

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