「秋草」の今年の句会が終了して行く。十月にこぶし句会が予定の四回を終えた。この句会は、七句連作の句会。題名をつけて七句提出。今年は動物の季語とした。その後、十句出し言葉句会が行われる。この句会がめっぽう面白い。前半の連作の俳句を選ぶことに集中しているので、頭の中は俳句の世界となっているからだ。想定外の句が出てくる。
●季語=凩(冬)
著者略歴
山口昭男(やまぐち・あきお)
1955年兵庫県生まれ。波多野爽波、田中裕明に師事。
「秋草」主宰。句集に『書信』『讀本』『木簡』(第69回読売文学賞)
『礫』、著書に『言葉の力を鍛える俳句の授業―ワンランク上の俳句を目指して』『シリーズ自句自解Ⅱ ベスト100 山口昭男』『波多野爽波の百句』がある。日本文藝家協会会員
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