
《八月二十九日》秋晴や脚立の影の居残りて
書店で、隣の棚を本が一冊、ずるっと傾いた。直そうと手をのばすと、知らない作家。表紙のデザインがよかったので、試し読みもせずレジへ直行した。こういうのは恋愛に似ている。よく知らないのに、感覚だけでついて行ってしまう。で、だいたいの場合は、あとから「あれ?」と思う。でもそれもまた、恋愛に似ている。
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書店で、隣の棚を本が一冊、ずるっと傾いた。直そうと手をのばすと、知らない作家。表紙のデザインがよかったので、試し読みもせずレジへ直行した。こういうのは恋愛に似ている。よく知らないのに、感覚だけでついて行ってしまう。で、だいたいの場合は、あとから「あれ?」と思う。でもそれもまた、恋愛に似ている。
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