《二月五日》雪解や撞くがままなる寺の鐘

JICAが招聘したモンゴル、アルバニア、パプアニューギニアなどの技術者たちに日本の卸電力市場の説明をする。「昔取った杵柄」だが、国際貢献のボランティアなので手弁当だ。こういうときしか使わないので、英語が上達しない。モンゴルの人からウォッカをいただく。
昭和二十三年二月五日の虚子句日記は「ブラジルの佐藤念腹、はじめて「ブラジル俳句集」を編むよし」とあって「梅椿咲かし得たりといふばかり」。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

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バックナンバー

  • 2月5日:雪解や撞くがままなる寺の鐘
  • 2月4日:白々と枯れたるものや寒明くる
  • 2月3日:出口より出てゆく鬼や豆を撒く
  • 2月2日:大根を箱根の山に干しにけり
  • 2月1日:名物がおでんなりとや町淋し

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