《十月十一日》集まりし人々の首やはらかく白く垂れをり短歌大会

朔。富山県短歌大会で講演。昨年は黒部峡谷と宇奈月温泉での短歌の集いに参加し、二年連続訪れることは私にとって珍しく有難いこと。

著者略歴

梅内美華子(うめない・みかこ)

1970年、青森県八戸市に生まれる。同志社大学文学部卒。馬場あき子に師事、歌誌「かりん」選者・編集委員。1991年「横断歩道ゼブラ・ゾーン」五十首により第37回角川短歌賞受賞。歌集に『横断歩道ゼブラ・ゾーン』、『若月祭みかづきさい』(第1回現代短歌新人賞)、『火太郎ほたろう』、『夏羽なつばね』、『エクウス』(平成24年芸術選奨文部科学大臣新人賞、第8回葛原妙子賞)、『真珠層』。2012年「あぢさゐの夜」二十首で第48回短歌研究賞受賞。 歌書に『現代歌枕 歌が生まれる場所』『短歌 うたことば辞典』。監修に『ここからはじめる短歌』『美しい日本の言葉辞典』『夏の辞典』。

 

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バックナンバー

  • 10月11日:集まりし人々の首やはらかく白く垂れをり短歌大会
  • 10月10日:照り翳り富山の市電にゆく街のお堀見ゆればこころ羽ばたく
  • 10月9日:首筋にしろがねが嵌まつてゐるやうな凝りは昨夜のスマホの呪ひ
  • 10月8日:脚立たて巣を片付ける人のあり秋の青海へ燕の去りぬ
  • 10月7日:忘れ物受け取るときにやさしかり警察署に寄す木犀の香は
  • 10月6日:月越えて曼珠沙華咲く手術といふ言葉に裂かれし母の胸にも
  • 10月5日:珈琲にミルクの白き水紋のうまれ仮なるパスワード生まる
  • 10月4日:アイロンに木綿のブラウス匂ひたち子午線を知らぬ星々を思ふ
  • 10月3日:葡萄食み赤茶色した枝のこる脚をたたみて空翔けるもの
  • 10月2日:落下した果実のやうに影まとひしぼみ始める鳥の骸が
  • 10月1日:ゆりの木の緑にかげる団地棟迎へにゆくねと幼の声する

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ふらんす堂編集日記