
《八月十七日》「背中あて」おばあさんたちの皺の手で伸ばされきなこをまぶされてゐき
故郷の南部地方では送り盆に「背中あて」というものを作って供える風習がある。あの世に帰る霊がお供え物を背負って背中が痛くならないようにという心遣いである。死者の肉体や痛みを想像するすごいものだ。小麦粉を練って伸ばしたものを四角に切り、きなこや塩をまぶす。
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故郷の南部地方では送り盆に「背中あて」というものを作って供える風習がある。あの世に帰る霊がお供え物を背負って背中が痛くならないようにという心遣いである。死者の肉体や痛みを想像するすごいものだ。小麦粉を練って伸ばしたものを四角に切り、きなこや塩をまぶす。
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