
《八月十三日》羅や死にきれぬものまた生まれ
推敲していると、自分が書いたはずの文章なのに「なんでここにこの言葉?」と首をかしげたりする。あのときの私にしか見えてなかった何かがあったのかもしれない。ちょっと感情が入りすぎてたり、逆にすかしてたり。直そうとするたびに、当時の私が「いや、そこは譲れない」と言ってくる。でも今の私は「それじゃ伝わらん」と言いたい。推敲とは、過去の自分との小競り合いであり、ちょっとした和解でもある。
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推敲していると、自分が書いたはずの文章なのに「なんでここにこの言葉?」と首をかしげたりする。あのときの私にしか見えてなかった何かがあったのかもしれない。ちょっと感情が入りすぎてたり、逆にすかしてたり。直そうとするたびに、当時の私が「いや、そこは譲れない」と言ってくる。でも今の私は「それじゃ伝わらん」と言いたい。推敲とは、過去の自分との小競り合いであり、ちょっとした和解でもある。
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