
《八月十五日》八月のことに明るさ耐えがたき日なり戦争終はると知りぬ
新聞もラディオもないわが家では終戦の詔勅は聞いていない。晴れきっているのになぜか人影のない浜辺に一人立っていると、同級生が来て、戦争終わったど、もう学校もないんどと言った。そのときの解放感といったら無かった。
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新聞もラディオもないわが家では終戦の詔勅は聞いていない。晴れきっているのになぜか人影のない浜辺に一人立っていると、同級生が来て、戦争終わったど、もう学校もないんどと言った。そのときの解放感といったら無かった。
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