
《十一月八日》流れ星ななつの棘を落としてく
今日はひとりで晩ご飯。なにかつくる気にもなれず、近所でホッとサンドをひとつ買った。紙袋を手に海沿いのベンチへ。風が少し冷たい。ソースの匂いが潮とまじる。遠くで波が崩れる音。人の声はない。薄暗いベンチでひとり食べる夕食はさびしいけれど、本来の状態にもどった気もしてほっとする。どこまでもつづく海原を眺めつつ、人生とはこういうものなのだ、と思う。
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今日はひとりで晩ご飯。なにかつくる気にもなれず、近所でホッとサンドをひとつ買った。紙袋を手に海沿いのベンチへ。風が少し冷たい。ソースの匂いが潮とまじる。遠くで波が崩れる音。人の声はない。薄暗いベンチでひとり食べる夕食はさびしいけれど、本来の状態にもどった気もしてほっとする。どこまでもつづく海原を眺めつつ、人生とはこういうものなのだ、と思う。
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