
《十二月六日》ねずみもちひとは名づけるのが上手
ねずみもちという植物の名前を調べてみたら、どうやらその黒く小さな実がネズミの糞に似ているから「ねずみ」、葉がモチノキに似ているから「もち」なのだという。おお。なんて適当な。けれど、そんなふうに無頓着な名前をつけられても、ねずみもちは静かに枝をのばし、季節が来れば花を咲かせ、実をつけるのだ。名なんて気にせず、自分の時間をちゃんと生きている。えらい。
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ねずみもちという植物の名前を調べてみたら、どうやらその黒く小さな実がネズミの糞に似ているから「ねずみ」、葉がモチノキに似ているから「もち」なのだという。おお。なんて適当な。けれど、そんなふうに無頓着な名前をつけられても、ねずみもちは静かに枝をのばし、季節が来れば花を咲かせ、実をつけるのだ。名なんて気にせず、自分の時間をちゃんと生きている。えらい。
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