
《十二月二十二日》待合の面へみしみし降る楽章
朝9時に病院へ。待合室に入るとシューベルトのピアノソナタがかかっていた。低血圧の身には重たすぎる。高血圧にもよろしくないだろう、と思う。しかも妙にうまい。しんどいけれど聴き逃したくもない。その板挟みで落ち着かず、受付へ歩み寄って「この演奏、どなたですか」と聞いてしまった。内田光子だった。
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朝9時に病院へ。待合室に入るとシューベルトのピアノソナタがかかっていた。低血圧の身には重たすぎる。高血圧にもよろしくないだろう、と思う。しかも妙にうまい。しんどいけれど聴き逃したくもない。その板挟みで落ち着かず、受付へ歩み寄って「この演奏、どなたですか」と聞いてしまった。内田光子だった。
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