
《一月二日》読初や在五業平愚かなる
読み初めは「伊勢物語」のはずはなく、スティグリッツの『資本主義と自由』。新自由主義への批判は実証的で示唆に富む。適切な規制がなければ市場が機能しないのは当然だが、規制を行う公権力がポピュリズムと権力者の我意で歪められがちであることをどう考えるか…。
昭和七年一月二日の句日記によれば、虚子は府中の大国魂神社に出かけ、正月らしからぬ「草じらみ互につけて笑ひけり」を句会に投じている。
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読み初めは「伊勢物語」のはずはなく、スティグリッツの『資本主義と自由』。新自由主義への批判は実証的で示唆に富む。適切な規制がなければ市場が機能しないのは当然だが、規制を行う公権力がポピュリズムと権力者の我意で歪められがちであることをどう考えるか…。
昭和七年一月二日の句日記によれば、虚子は府中の大国魂神社に出かけ、正月らしからぬ「草じらみ互につけて笑ひけり」を句会に投じている。

著者略歴
1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。
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