
《一月十日》枯芝に枯木はうすき影をひき
今年はじめての遠出で、松山の「あしらの俳句甲子園」に行く。今日の「前夜祭」には一選手として参加し、明日の本番では審判をつとめる予定。
昭和三十二年一月十日の虚子句日記には「寒夜覚め何の音とも弁へず」とある。昭和三十四年四月に八十五歳で亡くなった虚子にとって、この句は晩年の作品の一つ。夜中に目をさました虚子老人は、蒲団に寝たまま、何かわからない物音に耳をそばだてている。
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今年はじめての遠出で、松山の「あしらの俳句甲子園」に行く。今日の「前夜祭」には一選手として参加し、明日の本番では審判をつとめる予定。
昭和三十二年一月十日の虚子句日記には「寒夜覚め何の音とも弁へず」とある。昭和三十四年四月に八十五歳で亡くなった虚子にとって、この句は晩年の作品の一つ。夜中に目をさました虚子老人は、蒲団に寝たまま、何かわからない物音に耳をそばだてている。
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