
《一月十七日》遺構見る我と誰かと冬明るく
太平洋に面した町に行く。芭蕉も訪れたところ。遺構となった小学校があり、慰霊碑があり、津波の高さを記した標識がある。商店街があった跡の更地に新しい家がぽつんぽつんと建つ。寺があり、墓がある。一人で黙々と歩いて回る。
昭和十六年一月十七日の虚子句日記に「餅花に出しひつこめし顔綺麗」という句がある。餅花のかげから顔を出し、すぐにひっこめた。妙齢の婦人か少女か。詠み方がお茶目だ。
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太平洋に面した町に行く。芭蕉も訪れたところ。遺構となった小学校があり、慰霊碑があり、津波の高さを記した標識がある。商店街があった跡の更地に新しい家がぽつんぽつんと建つ。寺があり、墓がある。一人で黙々と歩いて回る。
昭和十六年一月十七日の虚子句日記に「餅花に出しひつこめし顔綺麗」という句がある。餅花のかげから顔を出し、すぐにひっこめた。妙齢の婦人か少女か。詠み方がお茶目だ。
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