
《一月二十一日》風花や雲なつかしく吹かれ消え
子どもの頃、俳句でいう「風花」が舞うと、同居していた出戻りの伯母が「雪花が散って寒かろうから、家に入られえ」と岡山弁でいうのだった。
昭和九年一月二十一日の虚子句日記には「還暦の誕生日あり初暦」。早く言った者勝ちのような句にも見えるが、はたしてどうだろうか。この年の二月二十二日に虚子は六十歳となった。
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子どもの頃、俳句でいう「風花」が舞うと、同居していた出戻りの伯母が「雪花が散って寒かろうから、家に入られえ」と岡山弁でいうのだった。
昭和九年一月二十一日の虚子句日記には「還暦の誕生日あり初暦」。早く言った者勝ちのような句にも見えるが、はたしてどうだろうか。この年の二月二十二日に虚子は六十歳となった。
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