
《三月二十四日》風船や撫でつけてまた戻る髪
酒を飲みながら肝臓の数値のことをぼやく人がいる。そういう人に、酒を我慢しても肺がんになるかもしれませんよと言うと、なぜか機嫌がよくなる。
昭和十三年三月二十四の虚子句日記は「丸之内倶楽部俳句会」「分け入りて木の芽の声を聞かんとす」「桜貝波にものいひ拾ひ居る」。木の芽の声を聞いたり、波にものを言ったり。その日の虚子先生はそういう気分だったのだろう。
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酒を飲みながら肝臓の数値のことをぼやく人がいる。そういう人に、酒を我慢しても肺がんになるかもしれませんよと言うと、なぜか機嫌がよくなる。
昭和十三年三月二十四の虚子句日記は「丸之内倶楽部俳句会」「分け入りて木の芽の声を聞かんとす」「桜貝波にものいひ拾ひ居る」。木の芽の声を聞いたり、波にものを言ったり。その日の虚子先生はそういう気分だったのだろう。
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