《七月七日》鯛焼もあはれに焼けてかき氷

俳人協会の理事会に出席。その後「俳句四季」の七夕の会へ。
昭和十五年七月七日の虚子句日記は「東子房・小蔦結婚披露俳句会。愛宕山、嵯峨野」。「ゆさぶりて七夕竹を定め伐る」。竹を伐る人の動作を脳裡に思い描き「写生」している。ホトトギスの職員だった市川東子房の生業は業界紙の編集者。酒井小蔦は芸者で虚子門の俳人。両者は俳句で知り合った縁だった由(今井千鶴子「今は昔」「玉藻」昭和五十三年一月号所収による)。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

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バックナンバー

  • 7月7日:鯛焼もあはれに焼けてかき氷
  • 7月6日:ブラウスの白く淋しく木下闇
  • 7月5日:換気扇全て西日に回りをり
  • 7月4日:山で被りパリで被りし夏帽子
  • 7月3日:鼓笛隊すすむ海月はぷかぷかと
  • 7月2日:布施明涼しく老いて日焼して
  • 7月1日:孑孑に子どもの尿の一大事

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