
《七月十六日》梅雨の蝶砂地の草の花にゐる
無言館を見学する。
昭和八年七月十六日の虚子句日記は「発行所例会。丸ビル集会室」。「水打てば沈むが如し苔の花」。この句も季重なり。苔と打ち水という陳腐極まりない素材をこうも生き生きと詠えるものか。「沈む」が大げさに感じられないためのクッションとして「如し」と言った。
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無言館を見学する。
昭和八年七月十六日の虚子句日記は「発行所例会。丸ビル集会室」。「水打てば沈むが如し苔の花」。この句も季重なり。苔と打ち水という陳腐極まりない素材をこうも生き生きと詠えるものか。「沈む」が大げさに感じられないためのクッションとして「如し」と言った。
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