《十月十八日(金)》 サーカスが街に来るやうにお祭りの開始に合はせ戦闘機とぶ
地域のお祭りや学校の文化祭に自衛隊の車輌が来たり自衛隊の制服の試着コーナーがあったりするとドキッとする。日常に突然現れる迷彩柄。お祭りで戦闘機が飛ぶ件に関しては反対の申し入れもあったが、今年も「オープニングフライト」として制空戦闘機の飛行があった。
著者略歴
大口玲子(おおぐち・りょうこ)
1969年東京都大田区生まれ。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第四十四回角川短歌賞受賞。
歌集に『海量』、『東北』、『ひたかみ』、『トリサンナイタ』、『桜の木にのぼる人』、『ザベリオ』、『自由』、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』『神のパズル』がある。「心の花」会員。宮崎日日新聞「宮日文芸」短歌欄選者。牧水・短歌甲子園審査員。
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