
《四月十日》加齢その果てのわが死を思ほへば海にもやがて来む死滅の日
人間ひとりひとりに終わりがあるように、地球にも、宇宙にも終わりがある。そのことは小さくは恐怖だが、大きくは慰安でもあるはずだ。終わりがないことの恐怖は終りがあることの比ではなかろう。J・L・ボルヘスの『不死の人』はそのことを主題とする。
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人間ひとりひとりに終わりがあるように、地球にも、宇宙にも終わりがある。そのことは小さくは恐怖だが、大きくは慰安でもあるはずだ。終わりがないことの恐怖は終りがあることの比ではなかろう。J・L・ボルヘスの『不死の人』はそのことを主題とする。
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