暗闇の眼玉2025.4.11

 

高橋修宏著『暗闇の眼玉ー鈴木六林男を巡る』

 

 

 

 

四六判ソフトカバー装帯有り(かがり製本・天アンカット・栞紐つき)
著者の高橋修宏(たかはし・のぶひろ)さんは、1955年東京生まれ、富山市在住。1997年に鈴木六林男に師事。「花曜」に入会。「西東三鬼賞」「花曜賞」「現代俳句評論賞」ほかたくさんの受賞歴がある。2006年「光芒」創刊に参加。(2008年終刊まで編集人)。2010年俳誌「五七五」創刊。既刊句集に『夷狄』『蜜楼』『虚器』の3冊、評論集に『真昼の花火 現代俳句論集』。2023年にふらんす堂より『鈴木六林男の百句』を刊行。詩集に『水の中の羊』など5冊。共著『新現代俳句の最前線』ほか。
俳誌「五七五」編集発行人。「豈」同人。現代俳句協会評議員、日本現代詩人会会員。
本著は、20余年間にわたる鈴木六林男についての論考を一冊まとめたものである。

 

 

 

本書の装丁は、伊藤久恵さん。

 

 

装画については、担当のyamaokaの提案である。
本書のタイトルをうかがったときに、すぐにルドンの目玉の絵がうかんだ。
それをブックデザイナーの伊藤さんがよき形にしてくださった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルドンのこの絵には、
《『エドガー・ポーに』1、眼は奇妙な気球のように無限に向かう〉
とある。

 

 

 

 

扉。

 

 

 

 

スピンは黒。

 

 

 

 

巻末には、高橋修宏さんによる鈴木六林男百二十句が収録されている。
鈴木六林男への入門書としてもおすすめしたい一冊である。

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2025/4/9より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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