
《十二月一日》狐火が遠くて今日の皿が割れ
日常の立ち話に「狐火がさ、」なんてさらっと混ぜてくる人がいる。べつに気取ってるわけでもなく、ちょいと買い物袋をぶら下げたまま、みたいな顔で言うのだ。そのたびに、ああ、この人はもう俳人としての免許皆伝なんだろうな、と感心してしまう。本人はたぶん無自覚。だけどその無自覚こそが一番かっこいい。ちなみにその人は俳句とはなんの関係もない人である。
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日常の立ち話に「狐火がさ、」なんてさらっと混ぜてくる人がいる。べつに気取ってるわけでもなく、ちょいと買い物袋をぶら下げたまま、みたいな顔で言うのだ。そのたびに、ああ、この人はもう俳人としての免許皆伝なんだろうな、と感心してしまう。本人はたぶん無自覚。だけどその無自覚こそが一番かっこいい。ちなみにその人は俳句とはなんの関係もない人である。
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