
《十二月二日》落葉ふわっと乗っかってくる上目づかい
手先が不器用で、こまごましたものが苦手である。京都に多いイロハモミジの葉など眺めているだけで落ち着かない。葉が小さく、切れ込みが深く、線が細い。つい「もっと大づかみであれ」と思ってしまう。その点、楓の大きな葉は安心する。形がはっきりしていてこちらの視線を迷わせない。好みとは、結局のところ身体の癖が決めているのだろう。意匠の細やかさよりも輪郭の大らかさに惹かれる人間らしい。今、秋の道を歩いていて思った。
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手先が不器用で、こまごましたものが苦手である。京都に多いイロハモミジの葉など眺めているだけで落ち着かない。葉が小さく、切れ込みが深く、線が細い。つい「もっと大づかみであれ」と思ってしまう。その点、楓の大きな葉は安心する。形がはっきりしていてこちらの視線を迷わせない。好みとは、結局のところ身体の癖が決めているのだろう。意匠の細やかさよりも輪郭の大らかさに惹かれる人間らしい。今、秋の道を歩いていて思った。
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