
《一月十一日》枯芝の松葉の向きのよく揃ふ
「あしらの俳句甲子園」の審判をつとめる。八月の「俳句甲子園」は相手が高校生なので気を使うが、「あしら」は大人が相手なので気楽にやらせてもらっている。人々が集まって時々大笑いなどしながら俳句に興じる。今このときの平和。
昭和七年一月十一日の虚子句日記は「笹鳴会。丸ビル集会室」。句は「満洲に戦ふ人や羽子の春」「間遠なる羽子の音なりよき天気」など。「満洲に戦ふ人」とは満州事変の関東軍だ。
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「あしらの俳句甲子園」の審判をつとめる。八月の「俳句甲子園」は相手が高校生なので気を使うが、「あしら」は大人が相手なので気楽にやらせてもらっている。人々が集まって時々大笑いなどしながら俳句に興じる。今このときの平和。
昭和七年一月十一日の虚子句日記は「笹鳴会。丸ビル集会室」。句は「満洲に戦ふ人や羽子の春」「間遠なる羽子の音なりよき天気」など。「満洲に戦ふ人」とは満州事変の関東軍だ。
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