
《九月二日》病む人の名札それぞれ蚯蚓鳴く
飯田橋界隈で題詠の句会。
昭和三十二年九月二日の虚子句日記は「大久保橙青主宰、唐沢樹子法務大臣就任祝賀会 鎌倉和光」。「天の川雨戸の外にかゝりけり」はこのときの吟。「長き夜や襖隔てゝ話しかけ」と「長き夜やその頃のこと子規のこと」が並ぶ。虚子は八十三歳。
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飯田橋界隈で題詠の句会。
昭和三十二年九月二日の虚子句日記は「大久保橙青主宰、唐沢樹子法務大臣就任祝賀会 鎌倉和光」。「天の川雨戸の外にかゝりけり」はこのときの吟。「長き夜や襖隔てゝ話しかけ」と「長き夜やその頃のこと子規のこと」が並ぶ。虚子は八十三歳。

著者略歴
1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。
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