《十月一日》ふりかけをかけて夜食や警備員

前日に引き続き、西アフリカの電力技術者との勉強会に参加。
昭和八年十月一日の虚子句日記は「武蔵野探勝会。常陸鹿島神社行」「目つぶりて野山消え去り曼珠沙華」。眼を閉じると頭の中は曼珠沙華のイメージだけ。誓子に「つきぬけて天上の紺曼珠沙華」があった。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

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バックナンバー

  • 10月13日:北京秋天焼売売りの周さんに
  • 10月12日:町外れなるアパートの秋簾
  • 10月11日:掛稲の風上にゐて風つよし
  • 10月10日:帽に風運動会の歌チャチャチャ
  • 10月9日:月に旗垂れて運動会前夜
  • 10月8日:首すこし長くて亀や水の秋
  • 10月7日:秋の日や飛行機見えて人歩く
  • 10月6日:浮かぶ葉に寄るあめんぼや秋旱
  • 10月5日:出港や手にとるやうに秋の雲
  • 10月4日:海の辺や青き芝生に赤蜻蛉
  • 10月3日:王冠に似て荒涼と秋薊
  • 10月2日:糸瓜見て勉強部屋に暮らしけり
  • 10月1日:ふりかけをかけて夜食や警備員

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ふらんす堂編集日記