《十二月八日》寒林を出て道の声舟の声
今日は、名古屋の菜の花句会。句会場は学習センターなので、様々なことが行われている。よく出合うのは、楽団の練習。待ち時間にスコアーを念入りに見入っている姿に遭遇する。練習が始まれば句会場にも響いて来る。もう慣れてしまったが、初めての時は驚いたものだ。
●季語=寒林（冬）
著者略歴
１９５５年兵庫県生まれ。波多野爽波、田中裕明に師事。 「秋草」主宰。句集に『書信』『讀本』『木簡』（第６９回読売文学賞） 『礫』、著書に『言葉の力を鍛える俳句の授業―ワンランク上の俳句を目指して』『シリーズ自句自解Ⅱ ベスト１００ 山口昭男』『波多野爽波の百句』がある。日本文藝家協会会員
無断転載・複製禁止
