遡上2024.12.20

 

 

佐治よし子句集『遡上(そじょう)』

 

 

 

四六判ペーパーバックスタイル帯カバー付き。
著者の佐治よし子(さじ・よしこ)さんの第1句集である。佐治よし子さんは、1949年山形県山形市生まれ、1999年「藍生」俳句会入会。2018年「いぶき」俳句会創刊・入会、2020年「藍生賞」受賞、2023年「藍生」終刊、2024年「青麗」俳句会創刊・入会。現在「青麗」俳句会、「いぶき」俳句会会員。巻末の略歴をしるしてみたが、佐治よし子さんは、学生時代に俳句と出会っている。全学ゼミ「作句演習」に参加した学生たちが発行した合同句集「原生林」に参加されている。本句集のはじめに、「出会ひ」という項目のもとに20句を収録されている。序文は、「青麗」の髙田正子主宰が寄せている。

 

 

 

本句集の装釘は、君嶋真理子さん。

 

 

深い紺がテーマカラーである。
帯カバーにしてシンプルな装幀に。

 

 

 

 

帯カバーの用紙は、表情があり透明感があるもの。
文字は金箔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表紙は紺。

 

 

 

 

銀の刷色。

 

 

 

 

見返しも紺。

 

 

 

 

扉、
極力色をおさえた装幀である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知的、かつスマートな仕上がり。

 

 

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2024/2/17より抜粋/Yamaoka Kimiko)

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