
《六月七日》蟻のこと書いてるだけで日が暮れる
辞書は重い。持ったとたんに、手が、うん、と言う。分厚いし、ぎゅうぎゅうに詰まっている。中身も、紙の感じも、全部。そういう重さは、ちょっと好きだ。
画集も重い。でも、あれはもう、読むというより、持ち上げたり眺めたりするもの。文庫は軽い。けれど、何冊か重ねると、重さが出てくる。チラシは、もっと軽い。そして束になっても、手応えを感じない。すぐに捨てられるし忘れてしまえる。そういうふうにできている。
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辞書は重い。持ったとたんに、手が、うん、と言う。分厚いし、ぎゅうぎゅうに詰まっている。中身も、紙の感じも、全部。そういう重さは、ちょっと好きだ。
画集も重い。でも、あれはもう、読むというより、持ち上げたり眺めたりするもの。文庫は軽い。けれど、何冊か重ねると、重さが出てくる。チラシは、もっと軽い。そして束になっても、手応えを感じない。すぐに捨てられるし忘れてしまえる。そういうふうにできている。
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