
《一月四日》福笑ピカソの女とも違ふ
今年は日曜だが、例年の一月四日は会社の仕事始め。女子社員は着物姿で出勤し、各職場ではろくに仕事もせず夕刻からは年始の宴を行う。そんな時代もあった。
昭和十年一月四日の虚子句日記には「家庭俳句会。小石川、植物園」とあり、「枯芝の土龍の土の乾きをり」など、正月気分がこれっぽっちもない句が並ぶ。そのなかに「羽根を突く娘を見て孔雀羽を広げ」という句があった。新年詠でありながら、何となく白けた感じが虚子らしい。
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今年は日曜だが、例年の一月四日は会社の仕事始め。女子社員は着物姿で出勤し、各職場ではろくに仕事もせず夕刻からは年始の宴を行う。そんな時代もあった。
昭和十年一月四日の虚子句日記には「家庭俳句会。小石川、植物園」とあり、「枯芝の土龍の土の乾きをり」など、正月気分がこれっぽっちもない句が並ぶ。そのなかに「羽根を突く娘を見て孔雀羽を広げ」という句があった。新年詠でありながら、何となく白けた感じが虚子らしい。
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