《二月六日》日の暮は日々夕茜草萌ゆる

冷凍の「ほうとう」は二食分。味噌味のスープの小袋が二個入っている。二食作るときも、スープは一食分しか使わないが味に問題はない。使い残した一食分のスープは、後日、うどん二食に使う。そんな私を家族は「ケチ」という。私は「減塩だ」という。
昭和二十四年二月六日の虚子句日記は「碧梧桐十三回忌。不参」。「春の風邪重きに非ずやゝ老いし」はまさに虚子の句だ。

著者略歴

岸本尚毅(きしもと・なおき)

1961年岡山県生。著書に『文豪と俳句』『露月百句』、編著『室生犀星俳句集』『新編
虚子自伝』など。岩手日報・山陽新聞俳壇選者、角川俳句賞選考委員。

 

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バックナンバー

  • 2月6日:日の暮は日々夕茜草萌ゆる
  • 2月5日:雪解や撞くがままなる寺の鐘
  • 2月4日:白々と枯れたるものや寒明くる
  • 2月3日:出口より出てゆく鬼や豆を撒く
  • 2月2日:大根を箱根の山に干しにけり
  • 2月1日:名物がおでんなりとや町淋し

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