「爽樹」創刊十五周年記念祝賀会2026.1.31

 

2026年1月31日に川越プリンスホテルにて、「爽樹」創刊十五周年記念祝賀会が開かれました。

 

 

ご挨拶をされる「爽樹」代表の勝浦敏幸
本日、ここに爽樹創刊十五周年祝賀会を開催できますこと、まことに嬉しく存じます。
爽樹が十五年継続してこられましたことは、一重に発足時から今日まで、爽樹に対して、各結社の先生型をはじめとした俳壇の皆様のご指導、ご鞭撻の賜物でございます。
特に、昨年二月にお亡くなりになられました「風の道」の前主宰、大高霧海先生には、爽樹発足時の恩人として大変お世話になったと伺っております。
また、爽樹の方達を見ましても、昨年4月に初代代表の小山徳夫さんがお亡くなりになりました。
ご存命であられたならば、本日の祝賀会をどれほどよろこばれておられたかと思います。
他にも、副代表、編集長など爽樹を支えてこられた先輩方が鬼籍に入られておられます。
爽樹を生み、育ててくださった諸先輩に深く感謝を申し上げる次第です。
平成22年4月19日に「遠嶺」の小澤克巳主宰が急逝され、一誌一代の意思により終刊となりました。
小澤主宰が亡くなられた後も、予定の日時会場に会員がいつものように集まり、熱心に句会を行っていたそうであります。
会員の俳句に対する熱い思いが新たな体勢を産む原動力となり、爽樹俳句会が誕生することとなりました。
創立にあたり、「遠嶺」の小澤主宰の「情景主義」を指導理念として提唱するとともに、4項目からなる運営理念を打ち出しました。
一つ目は、主宰を置かず、任期のある代表制とし、その運営は代議員会、役員会による合議制の民主的運営を目指すというものです。
代表は私で4代目、私は先師の直接のご指導を受けておりません。ある意味、エポックメイキングな代表ということになります。
二つ目は集団指導体制です。情景主義に基づき、各句会の指導を複数の指導者が行っております。現在39句会、16人の選者が指導にあたっています。
三つ目は結社誌「爽樹」の同人誌的編集です。会員の作品は50音順、循環性により掲載されております。
四つ目はオープンな会計とし、全ての収支をあきらかにするとともに、会のための活動経費は支給する、というものです。
以上の理念はこれからも大事にして参りたいと存じます。
これが爽樹の運営の基と心得ております。
十五周年の節目はひとつの通過点であります。
今後とも爽樹をよろしくお願い申し上げまして、ご挨拶といたします。
ありがとうございます。
 
この他に、十五周年を記念して刊行された句集の刊行記念祝賀もありました。
川口襄句集『川越祭』(喜怒哀楽書房)
半田卓郎句集『直心(じきしん)』(文學の森)
河瀬俊彦句集『櫓の音』(ふらんす堂)
どの著者も爽樹の中核を担われ、支えてきたみなさんです。
(Pはまさかの壇上にいたため、お写真がなく申し訳ありません)

 

 

 

閉会のご挨拶をされるのは名誉顧問の河瀬俊彦氏。
 櫓を漕げば楽の生まるる良夜かな   河瀬俊彦
きちっとした運営理念の元に集われた皆様の、絆を感じました。
また、みなで「爽樹」を盛り上げていこうという明るく前向きなエネルギーに満ちた会でした。
「爽樹」の皆様、この度の創立15周年、まことにおめでとうございます。
心よりお祝いをもうしあげます。
20年、30年と続いてきますことを祈念いたします。

 

 

(ふらんす堂「編集日記」2026/2/3より抜粋/Yamaoka Kimiko)

 

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