
《四月二十九日》踏むほどに八重やはらかに落椿
昭和の日。自分が子どもの頃は明治生まれの老人がいた。三橋敏雄さんの「昭和衰へ馬の音する夕べかな」という句自体が古き世の句となってしまった。
昭和十一年四月二十九日の虚子句日記はイギリスでの吟。「徳利に似たる女房や花林檎」。ずいぶんな句だと思うが、虚子はこの句を『渡仏日記』中の「ストラット・フォード・オン・アボンに遊ぶ」という小文にも拾っている。
無断転載・複製禁止

昭和の日。自分が子どもの頃は明治生まれの老人がいた。三橋敏雄さんの「昭和衰へ馬の音する夕べかな」という句自体が古き世の句となってしまった。
昭和十一年四月二十九日の虚子句日記はイギリスでの吟。「徳利に似たる女房や花林檎」。ずいぶんな句だと思うが、虚子はこの句を『渡仏日記』中の「ストラット・フォード・オン・アボンに遊ぶ」という小文にも拾っている。
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