
《六月八日》サイダーを注ぎ分けてただ老いてゆく
武良武彦『石牟礼道子 たましいを浄化する文学』を読む。
昭和五年六月八日の虚子句日記は「橙黄子招宴。宇佐美にて」「移り来て人住みにけり青すだれ」。「移り来て人住みにけり」という平坦な叙述を通して景が見えてくる。「縁にある忘れ扇をふまんとす」。些事を些事として詠む。
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武良武彦『石牟礼道子 たましいを浄化する文学』を読む。
昭和五年六月八日の虚子句日記は「橙黄子招宴。宇佐美にて」「移り来て人住みにけり青すだれ」。「移り来て人住みにけり」という平坦な叙述を通して景が見えてくる。「縁にある忘れ扇をふまんとす」。些事を些事として詠む。
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