「秋草」のある句会で、参加者を増やすためにはどうすればよいのかを話し合った。ホームページを作ろうとか総合誌に広告を載せようとかになるだろうと想像していた。が、みんなが納得したのは「今二回ある句会を三回にして増やせば人が集まってくる」ということだった。おいおいと思ったが、苦笑いせざるを得なかった。以降、一時過ぎから三回の句会を続けている。
●季語=若楓(夏)
著者略歴
山口昭男(やまぐち・あきお)
1955年兵庫県生まれ。波多野爽波、田中裕明に師事。
「秋草」主宰。句集に『書信』『讀本』『木簡』(第69回読売文学賞)
『礫』、著書に『言葉の力を鍛える俳句の授業―ワンランク上の俳句を目指して』『シリーズ自句自解Ⅱ ベスト100 山口昭男』『波多野爽波の百句』がある。日本文藝家協会会員
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