《四月十六日(火)》春真昼問診視診触診ののちにトントン脚たたかれて
入学前に提出する書類に血液型を書く欄があったが、息子の血液型は不明。ここ数年は病気らしい病気もしていないのでかかりつけの小児科もなく、長崎に行く直前に急遽、心の花宮崎歌会の仲間である長嶺元久さんの内科クリニックで血液型検査をしてもらった。ついでだからということで、優しく丁寧に全身を診ていただいたことを思い出す。息子は今週、学校で内科検診、歯科検診などを受けているらしい。
著者略歴
大口玲子(おおぐち・りょうこ)
1969年東京都大田区生まれ。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第四十四回角川短歌賞受賞。
歌集に『海量』、『東北』、『ひたかみ』、『トリサンナイタ』、『桜の木にのぼる人』、『ザベリオ』、『自由』、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』『神のパズル』がある。「心の花」会員。宮崎日日新聞「宮日文芸」短歌欄選者。牧水・短歌甲子園審査員。
無断転載・複製禁止