《五月三日(金)》日向夏みづみづと実る重たさに「明らかに違憲です」と告ぐべし
二〇一七年三月に始まった宮崎での安保法制違憲訴訟。原告として共同代表の一人となり、活動してきた。法の専門家のほとんどが違憲だと指摘する新安保法制は平和的生存権、人格権、憲法改正・決定権を侵害するものであると最高裁への上告を行っていたが、上告棄却・上告不受理の調書決定が四月二十五日に出たという知らせを受ける。
著者略歴
大口玲子(おおぐち・りょうこ)
1969年東京都大田区生まれ。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第四十四回角川短歌賞受賞。
歌集に『海量』、『東北』、『ひたかみ』、『トリサンナイタ』、『桜の木にのぼる人』、『ザベリオ』、『自由』、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』『神のパズル』がある。「心の花」会員。宮崎日日新聞「宮日文芸」短歌欄選者。牧水・短歌甲子園審査員。
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