《五月八日(水)》標的となるかもしれぬ空港に確かめるニオイバンマツリの香
宮崎空港は、有事の際に自衛隊や海上保安庁が使うことを可能にする「特定利用空港」に選定され、本年度から整備が始まる。平時には戦闘機の離着陸訓練などを行うことを想定しているというが、整備や訓練の長期的な計画は明らかにされていない。
著者略歴
大口玲子(おおぐち・りょうこ)
1969年東京都大田区生まれ。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第四十四回角川短歌賞受賞。
歌集に『海量』、『東北』、『ひたかみ』、『トリサンナイタ』、『桜の木にのぼる人』、『ザベリオ』、『自由』、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』『神のパズル』がある。「心の花」会員。宮崎日日新聞「宮日文芸」短歌欄選者。牧水・短歌甲子園審査員。
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