《七月四日(木)》白髪のキョンキョンが来る宮崎は猛暑日 日傘をまはしつつゆく

柳家喬太郎独演会を聴きに、新富町文化会館へ。

著者略歴

大口玲子(おおぐち・りょうこ)

1969年東京都大田区生まれ。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第四十四回角川短歌賞受賞。
歌集に『海量ハイリャン』、『東北』、『ひたかみ』、『トリサンナイタ』、『桜の木にのぼる人』、『ザベリオ』、『自由』、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』『神のパズル』がある。「心の花」会員。宮崎日日新聞「宮日文芸」短歌欄選者。牧水・短歌甲子園審査員。

 

 

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バックナンバー

  • 7月6日:蓮の花せつに見たしと思ひつつ目薬ぽちりと落とす夏暁
  • 7月5日:新しいサンダルに素足入れるときたましひも細くなりて入りゆく
  • 7月4日:白髪のキョンキョンが来る宮崎は猛暑日 日傘をまはしつつゆく
  • 7月3日:西南西、風力4の風が来て日焼け止めにほふ頬なでてゆく
  • 7月2日:カタカナの霊名ならぶ志願院からの手紙に西瓜の切手
  • 7月1日:自転車の充電を待ち夜を待ち伏目がちに来る雨を待つなり

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