《十一月十五日(金)》千歳飴のまつしろな袋わたされて息子が描いた預言者エリヤ
息子の七五三は十一年前。いつもお世話になっている着物レンタルのお店で、お孫さんの七五三に誂えたという立派な着物を特別に貸していただき、南宮崎カトリック教会で神父様から祝福をいただいた。教会では手作りの千歳飴の袋に自分で絵を描くことになっており、息子は絵本を見ながらクレヨンで描いていた。私の両親と夫の両親も宮崎に来ていたので、親孝行のため午後は宮崎神宮にも行って祝詞を上げていただく。
著者略歴
大口玲子(おおぐち・りょうこ)
1969年東京都大田区生まれ。宮城県仙台市、石巻市を経て、現在は宮崎県宮崎市在住。1998年、「ナショナリズムの夕立」で第四十四回角川短歌賞受賞。
歌集に『海量』、『東北』、『ひたかみ』、『トリサンナイタ』、『桜の木にのぼる人』、『ザベリオ』、『自由』、歌文集に『セレクション歌人5 大口玲子集』『神のパズル』がある。「心の花」会員。宮崎日日新聞「宮日文芸」短歌欄選者。牧水・短歌甲子園審査員。
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