
《一月六日》水仙や生々しくて抽象画
鴉が多い。我が家の前にゴミ集積場がある。カラス対策のボックスにゴミを入れるのだが、ボックスの網目から嘴をさしこんでゴミ袋を引きちぎり、中身を生々しく路上に散らす奴がいる。
昭和十五年一月六日の虚子句日記は「句謡会。鎌倉、香風園」。「香風園」は往年の老舗旅館。「水仙の花咲きたゞれ冬日濃し」という句が目を惹く。花弁や蕊が日を経て「咲きたゞれ」ている。生々しい「咲きたゞれ」にかぶせた「冬日濃し」が単純で力強い。
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鴉が多い。我が家の前にゴミ集積場がある。カラス対策のボックスにゴミを入れるのだが、ボックスの網目から嘴をさしこんでゴミ袋を引きちぎり、中身を生々しく路上に散らす奴がいる。
昭和十五年一月六日の虚子句日記は「句謡会。鎌倉、香風園」。「香風園」は往年の老舗旅館。「水仙の花咲きたゞれ冬日濃し」という句が目を惹く。花弁や蕊が日を経て「咲きたゞれ」ている。生々しい「咲きたゞれ」にかぶせた「冬日濃し」が単純で力強い。
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